目当ての本は本屋さんでは見つからない!?
1ヶ月ぐらい前に発売された本を駅前にある本屋さんに探しにいく。
けっこう何冊も本を出している著者の本だが、見つからない。
お店の人に聞いてみると置いていないという。発売後、この店に入荷したかどうかもわからない。
欲しいのであれば、取り寄せてもらうしかない。
出版社のほうに在庫があれば、早ければ1週間ぐらい、在庫がなければもっとかかるし、いつになるかわからないという。
この時点であきらめるか、アマゾンで買うしかないのか。
今、全国にある本屋さんの数は、約1万7000店(2007年の数字)。
出版される本の初版部数(初めに印刷する部数)は、以前に比べ少なくなってきており、3000〜5000部ぐらいが多いらしい。すぐに売れない本はもっと、部数は少ない。
1万部以上印刷する本もあるが、それはベストセラーを約束されたほんの一部の本だけだ。
その上、この部数すべてが取次から書店に配本されるわけではない。
そして、売れる本であれば、大きな書店には10冊、20冊と配本される。
だから、大多数の本は物理的に、全国の書店には行き渡らない。
発売1ヶ月にも関わらず、爆発的には売れる可能性のないこの本と本屋さんで出会うことはほとんど不可能に近い。
残念ながら、目当ての本は、本屋さんでは見つからない。