2008-01-01から1年間の記事一覧

本と本屋さんの話:「みちくさ市」には人が集まる要素がある!

諸般の事情によりまた、放置状態にしている間に、明日はもう『鬼子母神通り みちくさ市』になってしまった。わめぞ主催のイベントは、毎回楽しみにしているのだが、今回は鬼子母神通りの商店会とのコラボによる散策しながら回れるエリア会場での開催の上、初…

本と本屋さんの話:本と本屋さんのニュース・10月20日〜31日

10月後半も明るいニュースは少なかったが、それぞれのニュースを個々には、取り上げられなかったので、ピックアップした本と本屋さんのニュースをメモしておく。最近、よくも悪くも、出版関係のニュースが多くなってきた感じがするので、できるだけためずに…

本と本屋さんの話:明日から秋のブックイベント三昧!

明日から、全国各地で本好きのためのイベントがスタートする。 東京でも、ほんやまにあのホーム・池袋では、明日1日と2日の2日間、「第11回 古書往来座外市」が開催される。今回こそ、覗いてみようと思っている。 「外、行く?」2008年最後の開催! 第11回 …

こんな本屋さんなら、つい行ってしまう7:お客さんの声を活かしている本屋さん

前回の「こんな本屋さんなら〜6」のエントリで、「書店員の目」で店内のいたるところで、ブックガイドしてくれるような本屋さんなら、用がなくても通ってしまうだろうと書いた。 本を扱うプロとしての「書店員の目」を活かしてブックガイドしてくれると同時…

本と本屋さんのちょっといい話、かなりいい話:必ず届く“熱い想い”

今日は、いつも読ませていただいているブログから、本と本屋さんにまつわるいい話を紹介させていただく。本が好きで、本屋さんが好きな人たちの想いは、本が好きで、本屋さんが好きな人の心に必ず届くし、必ず伝わる。そして、その想いは永遠につながってい…

本と本屋さんの話:この秋は日本中ブックイベントの嵐!

10月から11月にかけて、本と本屋さんに関連するブックフェアやブックフェスティバルが、日本各地で開催される。本や雑誌が売れなくなったとは言っても、本と本屋さんに愛情や愛着を持っている人は、まだまだたくさんいる。こういったイベントをきっかけに、…

本と本屋さんの話:売れる雑誌考4・バックナンバーが売れる雑誌

前回までに、雑誌をビジネスとして成立させるためのヒントをいくつか書かせていただいたが、バックナンバーに対する考え方も一つのカギになると思う。 リアルタイムのニュース記事の論評や旬の話題や情報については、速さでは当然テレビやネットにはかなわな…

本と本屋さんの話:本と本屋さんのニュース・10月上旬

最近の本や雑誌、本屋さんについてのニュースを忘れないうちにメモしておく。 10月20日 文教堂、5期連続の減収、前期に続き赤字決算:新文化 http://www.shinbunka.co.jp/news2008/10/081020-02.htm 「ビジネス書を毎月5冊以上読む」が多数(エグゼクティブ編…

こんな本屋さんなら、用がなくてもつい行ってしまう6:ブックガイドしてくれる本屋さん

ブックガイドしてくれる本屋さんとは、どんな本を読めばいいのか、どんな本を買えばいいのかのヒントや選ぶための情報やきっかけが店内にある本屋さんである。 本をたくさん読む、いわゆる読書家と呼ばれるような人たちは、自分で情報を集め、自分で書店のあ…

本を読みたくなる本、本屋さんに行きたくなる本:10月

10月に入って発売された、読むと本を読みたくなる本、本屋さんや古本屋さんに行きたくなる本や雑誌をメモしておく。 『「本の雑誌」炎の営業日誌』杉江 由次 (無明舎出版)2008/10/21 『ボン書店の幻―モダニズム出版社の光と影(ちくま文庫)』内堀 弘 (筑摩書…

売れる雑誌考3:雑誌で儲ける方法・女性誌編

日曜朝放送の「がっちりマンデー」(TBS)は、今儲かっている会社やビジネスを取り上げ、なぜ儲かっているのかをわかりやすく分析・解説してくれる番組だが、12日は「儲かる〇〇限定ファッション誌」という特集だった。 この番組は色々な業界の裏事情がわか…

「月の湯古本まつり」と「一箱古本市」をヴァーチャル体験

10月11日(土)に開催された、わめぞ主催の大人気イベント「第2回 月の湯古本まつり 〜古本、沸いてます♨〜」と、翌12日(日)に開催された「秋も一箱古本市2008」。どちらのイベントも、前々から絶対行こうと楽しみにしていたのだが、急にどうしてもはずせ…

本と本屋さんの話:売れる雑誌考2・CVSより本屋さんで買える雑誌

「出版ニュース」の10月中旬号に掲載されている「2007年出版物販額の実態と分析」の中で、販売ルートごとの伸び率や構成比が出ている。 この記事によると、2007年の書籍・雑誌実販売額の総計2兆1983億4680円の内訳は、 ・書籍: 9746億6435万円(前年比96.6…

本と本屋さんの話:雑誌は決して死なない!! 生き残れる雑誌考1

今年に入って、雑誌の廃刊・休刊のニュースが相次ぎ、インターネットの普及などにより、雑誌の未来は明るくないという記事が目立つようになった。 確かに、現在の雑誌全体の売上げは減少を続けていることは確かであるが、廃刊・休刊に追い込まれた雑誌という…

新刊書店の古書併売。紀伊國屋書店札幌店の試みで一気に拡大か!?

古本屋が新刊書店と同居 紀伊國屋札幌ロフト店 8店来月から営業(北海道新聞:10月8日付) http://www.hokkaido-np.co.jp/news/topic/122079.html 紀伊國屋書店札幌ロフト店が、売り場の六分の一に当たる約200平方メートルを開放し、道内の古書店八店が共同…

こんな本屋さんなら、遠くでもわざわざ行ってしまう5:偏りのある本屋さん

「偏りのある本屋さん」というのは、どんなジャンルもまんべんなく、ある程度のレベルで品揃えしているという、大手書店のミニチュア版的な本屋さんとは違う、見方によっては「バランスの悪い本屋さん」というイメージだ。 言い換えると、まったく充実してな…

ほんとほんやさんのはなし:本と本屋さんの本が本との出会いのきっかけに!

また、7月〜9月にも、本と本屋さんの本がけっこう出ているのでメモしておく。この夏は、単行本だけでなく、雑誌でも読書特集が熱かった(雑誌の本特集は日を改めてメモする)。 本と本屋さんの本というのは、本と本屋さん好きにはたまらない魅力があり、つい…

ほんとほんやさんのはなし:在庫検索ができる本屋さん

24日のエントリでケータイで在庫検索ができたら、という話を書いたが、7月10日から、電子書籍の販売サイト「hon.jp」で在庫情報検索サービスが始まっていたのを思い出した。 GPS搭載の携帯端末で「hon.jp」にアクセスし、自分の位置情報を取得し、探したい本…

こんな本屋さんなら、つい行ってしまう・その4:新刊書と古書が買える店

新刊書店で古書を販売することは、諸々の事情により、そう簡単ではないことは現場の人間でなくてもわかるのだが、単純に読者としては、新刊書と古書が併売されているというのは魅力だ。 理想を言えば、昨年の東京国際ブックフェアで社長が講演した、アメリカ…

こんな本屋さんなら、つい行ってしまう・その3:心意気は伝わる

昨日(24日)は久しぶりに、神田神保町と新宿の本屋さんを何店か巡回した。 神田神保町では、東京堂書店、書泉グランデ、三省堂書店神田本店を駆け足で回った。 東京堂書店の地方小出版、リトルプレスコーナーのある3階では、 南陀楼綾繁さんの『積んでは崩…

こんな本屋さんなら、用がなくてもつい行ってしまう・その2:ケータイの活用

トラックバックいただいたcaramelaquaさんの「書店システム勝手に改善提案」で、参考になるヒントがいくつかあったので、早速メモしておきたい。 登録しているお客さんへの、登録している作家や作品のコミック発売日のお知らせメール、コミックだけでなく話…

こんな本屋さんなら、用がなくてもつい行ってしまう・その1

本や雑誌という商品は、改めて言うまでもなく、どこで買っても価格は変わらないし、たくさん買うと大きな特典をもらえるということもないし、サービスがすごくいい本屋さんというのもないのがフツーだ。 早く読みたい本ほど、見つけた本屋さんで買ってしまう…

志がある書店員がいる本屋さんには一店でも多く生き残ってほしい!

昨日のエントリで、大手より中・小のほうが生き残るチャンスがあると書いたが、本が大好きで、お客さんに本を一生懸命に届けようと努力している、志のある書店員さんがいる本屋さんには、状況は厳しくなるばかりだが、がんばってほしいと思う。 昔から大手書…

独自のコンセプトや、ほかにはないコンテンツがあれば、チャンスがある時代

昨日、8月〜9月の出版業界に関するニュースをメモして感じたのだが、確かに暗いニュース、マイナスイメージのニュースが多い。この業界に限ったことではないが、このままだと、本を巡る環境がどうなってしまうのかと思う。 特に、雑誌、コミック、書籍を持っ…

ほんとほんやさんのはなし・2008年夏

久しぶりの更新です。放置している間に、ほんとほんやさんのはなしでスルーするわけにはいかないニュースがたくさんありました。とりあえず8月〜9月上旬分のニュースをメモして、また再開したいと思います(前にメモしたものもあるので、すでにリンクが切れ…

洋販倒産、洋販ブックサービス民事再生法申請のニュースに驚愕!

また、出版業界を揺るがす衝撃的なニュースが飛び込んできた。 洋書の卸・取次会社としては最大手で、歴史も古い日本洋書販売(洋販)が、本日31日付けで破産手続き開始を申し立てたという。負債額は65億円。 また同日、青山ブックセンターや流水書房を運営…

ハリーポッター最終巻、6日で7割売れ、5万部増刷

23日に発売されたハリーポッターの最終巻(第7巻)は、新聞報道や書店員さんのブログを見ていると、最終巻ということもあり、爆発的なものではないが、当初の予想よりも売れ行きがよいという声が多かったが、発売6日目の28日までに初版180万部の7割が売れ、5…

今年の秋の「一箱古本市」も今から楽しみだ

今年の秋も、一箱古本市が開催される。今回は、スタートを早め、会場と巡回コースもちゃんと予習し万全の態勢で臨みたいと思う。 「秋も一箱古本市2008」2008年10月12日(日) 11:00〜17:00※雨天の場合13日(月祝)に順延 本と散歩が似合う街 不忍ブックストリー…

本と本屋さんの本-2008年上半期(2008年1月〜7月)

今年の上半期も「本と本屋さんの本」がけっこう出版されているので、メモしておく。 【本と本屋さんの本・2008年1月〜7月】 『ぼくらの時代には貸本屋があった 戦後大衆小説考』菊地 仁 (新人物往来社)2008/7/24 『どすこい 出版流通』田中達治(ポット出版…

今年の秋も、古本屋さんのイベントが熱い!

暑い日が続き、こたえるなあと思っていたら、気象庁が25日、発表した7〜9月の3カ月予報によると、今年の夏も気温は高く、昨年と同様「暑い夏」になるという。 その暑い夏が終わると、銭湯が古本市場に変身する「月の湯古本まつり」の2回目が開催される。それ…