本と本屋さんの話:本と本屋さんのニュース・10月上旬


最近の本や雑誌、本屋さんについてのニュースを忘れないうちにメモしておく。


10月20日

10月18日

10月17日

10月16日

10月14日

10月8日

10月7日

10月6日

10月6日

10月3日

10月2日


文教堂書店も、想像するに都市部の店舗は売上げも悪くなく、健闘しているのだろうが、DVD・CDレンタルなど、他の複合施設と隣接していないロードサイドにある「郊外型の単独店」は相当厳しくなってきていることがうかがえる。


ブックファースト新宿店」は総面積が1090坪で、約90万冊を蔵書する新宿西口エリア最大級の書店になるという。店内は、7つの書店ゾーン(A〜Gゾーン)に分かれ、テーマに沿った品ぞろえを展開し、初年度の年商は30億円を見込む。地下1階Aゾーンの雑誌コーナーでは、昨年10月に閉店した渋谷店の名物コーナー「TOKYO Magazine Center」を復活させ、バックナンバーなど約5,000種類の雑誌を取りそろえるということで、読者としては楽しみだ。


矢野経済研究所の『2008年度版 出版社経営総鑑』による予測では、2007年2兆0850億円だった出版界の総販売額は、2009年には1兆9320億円と2兆円を下回り、2012年には1兆7855億円に。2007年の実績から5年間で15%のマイナスになるという。特に「雑誌」はこの5年間で18%減の9741億円と大幅に減少すると予測している。予測通りにはいかないこともあると思うが、マイナス傾向が続くのは確かなようだ。


「朝の読書運動」は、9月30日現在で全国で小・中・高校合わせ、全体の68%を占める2万5864校が実施しているという。1988年に千葉県の私立女子高校からスタートし、95年にはトーハンが支援を始め、97年には朝の読書推進協議会の事務局をトーハン内に設置、普及をつづけてきた。


学校で強制的に読書をさせることがいいか悪いかは別にして、けっこう、この数字はバカにできないと思うのだが。毎朝10分〜20分の読書のために、学校の図書館で借りるだけでなく、家で買ってもらった本も持っていっているはずだ。


例えば、ケータイ小説の売上げの何割かは、この朝の読書のために、親が子供に買い与えたり、親からお金をもらって買った分が占めていると想像できる。本を買うといえば、親もお金を出すだろうが、ケータイ小説の内容が一般にも知れ渡るようになり、親が買い控えるようになったのが、ケータイ小説失速の一つの要因ではないかと思う。読むのが速く、どんどん読む子は、新刊書店では追いつかなくて、ブックオフで買っていると聞く。


クラスの何人かは、これをきっかけに読書の面白さに目覚めてくれることを願うばかりだが、この「朝の読書」という悪くはない習慣を、もっと違った形で本好きの子が増えるきっかけにできないかと思う。