新しく出版された本とはどこへ行けば会えるのか!?

出版界は不況で、出版社の倒産や書店の閉店も増えているというニュースを新聞やテレビで目にする。


ところが、本当にこれで出版業界は不況なのかと思うほど、書店に行くと新刊書がどんどん並べられている。


1年間に出版される新刊点数は、2006年の数字で8万618点だったという。2002年には7万2055点だったので、4年で1万点以上増えている。


1年で約8万点、1日平均で約210点が新しい本が書店に送られているらしい。


出版業界のことを知らない素人が聞いても、この数は単純に多すぎると感じる。


1日に200点以上の新しい本が出ているとすると、それをすべて店頭には並べていくのは不可能なことで、スペースのある大きな書店で並べられたとしても、売れなければすぐに店頭から消えてしまうことは想像がつく。


自分が読みたいと思うかもしれない本と偶然に出会うことは、ほとんど期待できないのかもしれない。


このまま、本屋さんで好きな本と出会うチャンスはどんどん少なくなっていってしまうのだろうか。