東京沿線本屋さんファイル1

わたしがよく行くほんやさんから、地域別(沿線・駅別)に少しずつファイルしていこうと思う。そのうち、行ってみたいほんやさんのある街にも広げていきたい。


わたしは、10年ほど前から西武池袋線の富士見台という駅のそばに住んでいる。池袋から各駅停車で7つ目、約15分の距離だ。


だから、本を探すときは、池袋に出て、ジュンク堂書店池袋本店、リブロ池袋本店、旭屋書店池袋店の3店を回れば、だいたいこと足りる。


ジュンク堂ができて、読者としては便利になったが、2003年末に西口にあった芳林堂書店池袋本店が閉店してしまったときはショックだった。おまけに、東口駅前の60年の歴史がある新栄堂書店まで、2006年9月に閉店してしまった。


どちらも、ジュンク堂に比べれば在庫点数は圧倒的に少ないが、ぶらっと入って棚を一通り見て歩くにはちょうどいい広さで、棚もそれぞれ個性があり、ほんやさんに行く楽しみのある書店だったので、本当に残念だ。


10年前に引っ越してきたときには、富士見台には小さいが新刊書店が3店、古書店が2店あったのだが、1店、1店と閉店して、ついに2年ぐらい前には書店がまったくなくなってしまった。


隣の駅の中村橋には、知る人ぞ知る中村橋書店と正育堂書店、中古ゲーム・古書店ブックマートとエーツーがあり、練馬高野台には、三省堂書店ブックオフがあるのに、富士見台には1店もないのは困ったなと思ったら、その年(2006年)の10月に、ミスタードーナツ他8店の商業施設が一気にオープン。その中に、ブックセンター富士見台があり、これは助かったなあと思った。


【東京沿線書店ファイル●西武池袋線

⑧富士見台

  • ブックセンター富士見台


ブックセンター滝山グループの1店なので、新刊、雑誌、コミック、文庫、ガイドブックともに話題書や基本的なラインナップは揃っていると思う。本はきれいに整理されており、書棚も高くなく、通路も広めなので、ゆっくりと見ることができる。改札を出てすぐなので便利。23時までやっているのも助かる。