決まった本屋さんを定期的に巡回してみると……

このブログを始めてから、仕事の合間や休みの日でも、時間が少しでもあれば、最寄りの書店を覗いてみることにしている。


今までも本屋さんは好きだったので、何か買うものがなくても、書店の前を通れば、中に入ったり、待ち合わせ場所も書店にしたりしていた。


今は、いつも出かける前に、その周辺の書店を調べてから出かけたり、沿線で帰りに寄れる書店はないかと、ルートを変えたりして、5分でもいいから書店を覗くようにしている。


そうすると、今まで気が付かなかったことや、新しい発見があって面白い。書店の店頭というのは、たまに行くとその変化はわからないが、考えると毎日、たくさんの新刊書籍や雑誌の発売があって、平台や棚は想像以上に変化しているはずだ。


書店の人は、毎日、売れなかった本や次号の発売日前の雑誌を返品し、新しい本や雑誌を入れ替えている。あいたスペースに機械的に入れるのではなくて、そのつど、本を置く場所や順番なども当然変えている。


だから、その平台の変化や棚の変化を眺めるだけでも、何かに気づいたり、新しい発見があるはずだ。


また、いつもと同じ時間に行っても、何かいつもよりお客さんが多いなあと感じたり、ある棚や売り場の前だけ、異様に人が多かったりするのに気が付くこともある。


それには、前日のテレビで人気のタレントが本や雑誌を紹介したり、話題のドラマが終わったり、といった何か理由や原因がある。


その理由を類推したり、あとでわかったりすると、面白いし得した気分にもなる。


ぜひ、本や雑誌が好きで、本屋さんに行くことがある方は、今までよりも多く、買う本がなくても、本屋さんを覗いてみることをおすすめする。


いろいろな書店に行くのも面白いが、職場の近くでも、住んでいる近くでもいいので、一つ書店を決めて、買うものがなくても覗いてみるといいと思う。


定点観測という言葉があるが、同じ時間に、同じ書店に定期的に訪れることで、自然に見えてきたり、出会うものがある。もちろん、アマゾンで注文するだけでは出会うことのないような本や雑誌にも出会うことがあるかもしれない。


そして、コンビニやキオスクで買っていた雑誌やコミック誌も、その本屋さんで買ってみてほしい。


ポイントがたまるわけでもないし、サービスが特にいいわけではないが、書店の袋に入れてもらって買うだけでも、あなたのほうも書店のほうも、何かが変わってくるかもしれないと思うのは、ほんやまにあの勝手な幻想かもしれないが、みんなでやれば……。