今年のわめぞは、さらなる大ブレイクの予感


このブログでも柱の陰からウオッチさせていただいている「わめぞ」は、イベントを重ねるごとに、認知度が高まり、わめぞファンの輪も広がり、今や全国にもその名を知られる存在となっている。


光文社の『本が好き!』3月号(2月10日発売)の南陀楼綾繁氏の連載「本町通り(ブックストリート)を歩こう」では、「一騎当千の地域集団『わめぞ』」というタイトルで、わめぞの成り立ちから現在の活動内容やメンバーの紹介まで、これを読めば3分でわめぞのすべてがわかるという感じでまとめられている。


南陀楼氏は個性の強い「わめぞ」のメンバーの方々を評して、

「まるで東映映画の『仁義なき戦い』の登場人物たちのようだ。」と書いている。


確かに、メンバーの方のブログを読んでいると、それぞれが本に関わる仕事をしている日常が生き生きと語られていて、南陀楼氏が書いておられるように、まるで1つの「群像劇」を観ているような気がする。


わめぞのイベントがほかのイベントと違うのは、そのイベントの当日だけでなく、それが終わったあとの打ち上げや、次回のイベントの準備までが、それぞれの日常や視点の中で語られており、それが「わめぞ」のストーリーをつくりあげている。


その結果、登場人物のそれぞれの性格や人柄なども伝わってきて、わめぞに対してより親密感もわいてくる。


わめぞの成功がマスコミでも紹介されることが多いので、それを見て地域振興や町おこしの1つのケースとして、これからも同じようなイベントが開催されることも多いと思うが、わめぞのイベントは一朝一夕でマネができるものではない。


本が好きで、わめぞという地域が好きなメンバーの方たちの1人ひとりが裏方の仕事もこなしながら、ときには広報・宣伝マンになり、その結果、わめぞの輪が広がっていくというストーリーを同時に体験したり、その思いを共有できる「わめぞワールド」は、わめぞという舞台とこの役者たちが揃っていないとできないものだ。


今年は古書往来座前のスペースで行われる本の縁日「外市」が6回、銭湯が1日古本市に変身する「月の湯古本まつり」が2回、さらに「鬼子母神通り商店睦会」とのコラボ「みちくさ市」が3回、開催されるという。


今年も1つひとつのイベントが終わるたびに、わめぞの輪が広がり、大きくなっていくに違いない。イベントが毎月のように行われる2009年が終わったとき、わめぞというキーワードが流行語大賞にノミネートされることも予想できる、大ブレイクの予感がぷんぷんする。今後も柱の陰からウオッチさせていただこうと思っている。


2009年上半期のわめぞのイベントは、


◎第13回 古書往来座外市 〜街かどの古本縁日〜 

◎第3回 月の湯古本まつり 〜銭湯で古本浴!〜

  • 2009年4月4日(土)定休日の銭湯にてズラリ4000冊を販売! 詳細はまもなく更新

◎第1回 鬼子母神通り みちくさ市〜商店街が1日だけの古本街!〜

◎第14回 古書往来座外市 〜街かどの古本縁日〜

  • 2009年5月30日(土)〜31日(日)詳細後日


そのほかにも、わめぞ関連のブックイベントが目白おし。です。


東池袋・日の出おさんぽ市

Pippoの‘古本J君とゆこう’初☆ライブツアー!!

  • 3/21(土)、22(日)BOOKMARK NAGOYA 2009(名古屋)*この二日間古本市が開催され、Pippoさんが3/21にライブ出演・21&22の両日、古本や雑貨&ゲーム等を出展します 詳細はhttp://www.bookmark-ngy.com/

◎ワメトーク vol.4 「エロ漫画の黄金時代(仮)」刊行記念」トークショー 嫌われ者の記場外乱闘篇〜本当は愛されて死にたい奴らの90分1本勝負〜+Pippo の古本J君とゆこうSpring Tour 2009ミニライブ付き